例題09
金融業者と交渉した
例題8からの続き・・・
受取手形は割引することにして、訪問したB社、C社と連絡を取りました。
A社は、感じも良くなかったし、大通り沿いじゃないし(結構こだわってます)。
B社は、12.00%の提示を、9.8%まで下げてくれました。
まあ、値切ったということですかね。
C社は、他社で検討している手形割引料を基準にしましょう。「それ以下じゃないと、意味が無いんじゃないですか。」
とのことでした。
そんなこと言われても、これが最初だから、基準になる割引料料率なんか無いよ。
しょうがないので、B社が提示した割り引き利率を伝えると、「9.0%ではどうでしょう?」とのこと。
いや~~~。銀行の手形割引とは違う世界です。
本当のところ、いくらまで下がるんだろう。
受取手形によって手形割引率が違うといっても、こんなに割引料率が動くとは思いませんでした。
そこで、恐る恐るC社に聞いてみました。
私「いくらまで下げることが可能なの?」
C社担当者
「当社では、まず扱えるかどうか(割引可能かどうか)が決まります。扱える振出手形銘柄であれば、
他のノンバンク(手形割引業者)が、どの程度で割引しているかどうか、あるいは割引可能なのかをお聞きします。
場合によっては、調べます。
その上で、担当者がどの程度、割引料率を下げられるかを検討します。あるいは、お客様のご希望があれば
(いくらまでしか無理など)お聞きして、社内の仮稟議を通します。
かなりフレキシブルに動きますが、もちろん下限はあります。その下限とは、割引手形の銘柄だけでなく、
金額によっても異なります。
ですから、割引年率3.00%を下限にしていますが、実績としては、1%台の割引も実行はあります。
但し、お客様の申し込み銘柄であれば、そこまでは無理です。
あとは、そのときの銀行環境とか、正直、当社の環境とかも微妙に関係してきます。
まあ、現実にはそれらはそれほど大きな割引利率の変動要因ではありません。
なんといっても、手形を持ち込むお客様の状況と、持ち込まれた受取手形の内容が、大きな変動要因です。
で、今回の申し込み手形の下限割引利率ですが、社内の稟議によって決まるので、確実なところは稟議を
出してみないとわからないのです。
ただ、経験上おそらく、5%以下は無理だと思います。」
とのことでした。
私「じゃあ、5%でいいじゃん」
担当者
「いきなり5%は勘弁してください。他社で5%の実績があれば、例えば計算書があれば十分可能ですが、
おそらく他社の下限は8%程度ではないでしょうか。ですから、その辺までじゃないと、何の資料も添付しないと、
無理かな~~」
私「無理ということは、やらないということ?一度だめだと、もう付き合えないの?」
担当者「そんなことは無いですが・・・いや~~まいったな~~~」
担当者
「わかりました、出してみます。但し、お客様の上限金利を教えてください。つまり、割引料率何%までだったら、
当社へ持ち込むのかを教えてください」
こいつやるな~~。
結構気持ちのいい交渉でした。
ノンバンクも、全てこうなら、何の心配も要らないのにと思いました。
現実には、感じの悪いところや、怪しげなところも多く存在しているのでしょうが、
要は、安心できる業者を探しておくということでしょうか。
そして、実際に話してみないと、あるいは、試してみないとわからないことは多くあると感じました。
さてさて、私の、手形割引はどうなったのでしょう・・・例題10に続く